はじめに
今後は息抜きのような豆知識的な記事も書いていこうかと思います。
さて、業務やプライベートで、
PDFやExcelファイルを安全に送付したい場面は多いです。
しかしMac標準機能では、
Finderの右クリック圧縮だけではパスワード付きZIPを作成できません。
今回は Macのターミナルを使ってZIPファイルにパスワードを設定する方法 を紹介します。
実行環境
- macOS
- ターミナル(標準搭載)
今回やりたいこと
以下のPDFファイルにパスワードを付けて圧縮します。
sample.pdf
作成後は以下のようなZIPファイルになります。
sample.pdf.zip
手順①:ターミナルを起動
Finder → アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル
または Spotlight検索で
terminal
と入力して起動します。
手順②:対象ファイルの場所へ移動
今回はデスクトップ上に対象ファイルがある想定です。
cd ~/Desktop
手順③:ZIP圧縮+パスワード設定
以下コマンドを実行します。
zip -er sample.pdf.zip sample.pdf
コマンド解説
| オプション | 意味 |
|---|---|
-e | ZIPを暗号化する |
-r | フォルダを再帰的に圧縮する |
zip | ZIPファイル作成コマンド |
手順④:パスワード入力
実行すると以下が表示されます。
Enter password:
Verify password:
任意のパスワードを入力してください。
※入力中は文字が表示されませんが正常です。
完了すると…
以下のように表示されれば成功です。
adding: sample.pdf (deflated 7%)
動作確認
作成したZIPを開くと、
パスワード入力画面が表示されます。
これで暗号化成功です。
注意点①:フルパス指定すると階層構造ごと入る
以下のようにフルパスで指定すると…
zip -er /Users/username/Desktop/sample.zip /Users/username/Desktop/sample.pdf
ZIP解凍時に
Users/
└ username/
└ Desktop/
└ test.pdf
のようになってしまいます。
回避方法
対象ディレクトリへ移動してから実行するのがおすすめです。
cd ~/Desktop
zip -er sample.zip sample.pdf
注意点②:パスワード確認エラー
以下エラーが出た場合
zip error: Invalid command arguments (password verification failed)
これは
確認用パスワードが一致していない
という意味です。
再入力しましょう。
まとめ
MacではGUIだけではパスワード付きZIP作成が難しいですが、
ターミナルを使えば簡単に実現できます。
覚えるコマンド
zip -er 圧縮後ファイル名.zip 元ファイル名
おわりに
業務で機密ファイルを送る際にも役立つ知識なので、
ぜひ覚えておきたいコマンドです。

